コロナ禍で3年ぶりの開催となり、城南鵬翔クラブ(東京・大田区)が2大会連続2度目の優勝を飾った。

決勝で三鷹クラブダブリュー(東京・三鷹市)に10-8で打ち勝った。

城南は6-8と2点を追う6回裏無死二、三塁から、2番遠藤の左飛を相手が落球する間に同点に追い付いた。さらに2死二、三塁で、6番レフト新井梨音(りのん、木更津第三中1年)が中前へ2点適時打を放ち、勝ち越しに成功。7回の反撃を封じ、2度目の全国優勝をたぐり寄せた。

新井は直球をはじき返した。「好きなコースに来たので思い切り振った。ヒットになって、めっちゃうれしかった」。この8月は19日から京都(第7回全日本中学女子)、27日から埼玉(第1回宮本慎也杯中学女子)で、さらに2つの全国大会が控える。新井は「全部金メダルが取れるように一生懸命やる」と笑顔の中にも気を引き締めた。

関孔輝監督(32)は「5回に4点取られた時はダメかと思った」。それでもチームは諦めなかった。同監督は「今大会は投手陣が良くなくて、野手陣の頑張りで勝てた。素直にほめたい」と勝ちきった選手たちをたたえていた。

<中高生の部>

【準決勝】城南鵬翔クラブ7-0東山ガールズ、三鷹クラブダブリュー2-0オール兵庫ジュニア

【3位決定戦】東山ガールズ7-5オール兵庫ジュニア

【決勝】

三鷹クラブダブリュー

0103400=8

023104×=10

城南鵬翔クラブ