西武中村剛也内野手(38)が通算450本塁打と1000得点の偉業にダブルリーチをかけた。

1点を追う5回1死一塁。7号2ランを弾丸ライナーで左翼席にぶち込んだ。これで通算449本塁打とし、史上14人目の偉業に残り1本と迫った。「打った瞬間の手応えは良かった。打てて良かった」。伊藤の真ん中付近の137キロフォークを引っ張った。低い弾道だったが、打球は落ちてこない。広く、フェンスの高い札幌ドームも関係なかった。4試合ぶりの1発で8月は3本目。不調を脱し、量産モードの気配がある。「早く打てるように頑張ります」と節目にもなる次の1本を見据えた。

ゆっくりダイヤモンドを1周してホームベースを踏んだ。これは通算999得点目。史上45人目となる1000得点にも王手となった。ちなみにNPBだけで、通算2000安打は過去54人で、それより希少になる。

一気にダブル達成も可能な状況であるが、中村は「特にないかなぁ。意識し過ぎずという感じです」と泰然自若だった。

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