新型コロナウイルスに感染していた阪神大山悠輔内野手(27)、中野拓夢内野手(26)が、早ければ19日巨人戦から1軍復帰となる。

この日の神宮でのヤクルト戦の試合前練習に北條と3人で合流した。大山と北條は今月5日、中野は同9日に陽性判定を受け、それぞれ判明日に出場選手登録を抹消されていた。

矢野監督は「10日間、何もやっていないのに、いきなりゲームというわけにはいかない。最短で金曜(19日)から呼びたい」と17、18日は鳴尾浜でシート打撃を行い、実戦感覚を戻し、19日の復帰を目指す。

この日の練習では、チーム最多22本塁打、71打点の大山はフリー打撃でバックスクリーンに2発たたき込んだ。27スイング中柵越え6本、安打性11本とブランクを感じさせなかった。守備練習後にもティー打撃をおかわりするなど精力的に動いた。明るい表情でバットを振り込んだ大山は「今、自分にできることをしっかりやって、1日でも早くチームの力になれるように頑張ります」とコメントした。中野も遊撃守備や走塁で軽快な動きを見せた。北條はもう少しかかりそうだ。矢野監督は「本人たちがやってみて、どうかというのが見えないと。そこらへんは話し合いながら」と話したが、頼れる2人の復帰が近いのは明るいニュースだ。