阪神が同率4位対決の巨人に競り勝った。先発の西勇輝投手(31)と巨人先発の山崎伊織投手(23)のテンポのよい投手戦が繰り広げられた。

7回にアクシデントから試合が動いた。先頭のメル・ロハス・ジュニア外野手(32)が左翼線への二塁打でチャンスをつくると、続く4番佐藤輝明内野手(23)に2球目の高めボールを投げた時にアクシデントがあり山崎伊が降板。1ボール1ストライクから緊急登板した左腕今村信貴投手(28)のフォークを中前へしぶとく落とし決勝打となる適時打を放った。「途中で投手が代わったので、しっかり落ち着いて集中することができた。いいところに落ちてよかった」とコメントした。

続く8回にも佐藤輝は2死一、三塁から中堅フェンス直撃の2点適時三塁打を放った。さらに巨人のバッテリーミスで1点を追加した。

投げては西勇が丁寧に低めに集める投球で巨人打線に的を絞らせず、9回を3安打に封じ完封、9勝目を挙げた。

前日18日ヤクルト戦から中野拓夢内野手(26)、この日から大山悠輔内野手(27)が新型コロナウイルス陽性から復帰。メンバーがそろってきた阪神は8連敗後の2連勝となった。

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