BIGBOSSが熱視線を送った甲子園のヒーローたちとは-。日本ハム新庄剛志監督(50)が今夏の全国高校野球選手権に出場した3選手を“即戦力”として高評価した。

甲子園通算4本塁打の走攻守の3拍子がそろった外野手に同5本塁打の強打の捕手、そして補欠ながら代打で登場した無名の逸材を、今秋ドラフト候補としてインプットした。

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BIGBOSSもロマンあふれる甲子園のヒーローに心を奪われていた。

新庄監督 あのバッター、いいですね。高松商の1番バッター。あの子、ドラフト1位? 足も速いしね。

1人目は高松商(香川)・浅野翔吾外野手(3年)。今大会は3試合で打率7割、3本塁打、6打点と活躍した。イチロー氏から昨年12月に直接指導を受けた50メートル5秒9の走力も魅力で、BIGBOSSは昨夏と合わせて通算4本塁打をマークした強打者の打撃技術にほれ込んだ。

新庄監督 (バットの)ヘッドの使い方かな。ここ(ヘッド)が下がらない。下半身と上半身が逆の動きで、(下がらない)ヘッドの使い方。あの子も、いいですよ。大阪桐蔭のキャッチャーの子。いいっすね。

2人目は大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)。今大会は打率5割7分1厘、2本塁打、9打点。甲子園には21年春から4季連続出場で、史上10人目の通算5本塁打をマークした。「あれは、いい作戦」と、同校が準々決勝・下関国際戦で三重殺となったが果敢に挑んだバントエンドランとともに、松尾の打撃にも心はつかまれていた。

新庄監督 あと、代打で出てきて…補欠だろうけど、この子いいなという子も結構いました。

テレビ越しで、打撃センスの良さに目を奪われた高校球児は複数いたという。

今オフは即戦力重視の補強を球団にお願いするつもりの新庄監督だが、浅野や松尾らは「即戦力になるでしょう。経験していけば」と、太鼓判を押す。BIGロマンドラフトが実現するか、注目だ。【木下大輔】

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