ソフトバンクが日本ハム先発のコディ・ポンセ投手(28)にノーヒットノーランを食らった。

球団では12年10月8日のオリックス戦(ヤフードーム)で、西勇輝(現阪神)に喫して以来10年ぶり。その試合は小久保裕紀現2軍監督の引退試合だった。南海時代を含めると8度目の屈辱。藤本博史監督(58)は「1敗は1敗や。ノーヒットノーランをされようが、1敗は1敗。ノーヒットノーランをされたら5敗じゃない。1敗は1敗で明日切り替えていくしかない。以上」と、30秒に満たず試合後の会見を終えた。

アウトコースギリギリへの直球や、カットボール、ツーシームに終始苦戦した。柳田、周東、牧原大、三森…。主力選手が新型コロナ感染で離脱する中、ここまで5年目の増田や谷川原、正木ら代役起用の「筑後ホークス」たちが躍動していた。前日の同戦も13安打10得点で大勝したが、この日は一転して沈黙。西武が敗れたため、首位はキープしたが、北の大地で、負の歴史を刻んでしまった。