東京6大学秋季リーグ戦が10日に神宮で開幕する。16年以来の春秋連覇を目指す明大は、今秋ドラフト候補の主将、村松開人内野手(4年=静岡)がけん引する。「春は役に立てなかったので、首位打者とベストナインをとれるように頑張ります」と意気込む。

今年2月に右膝クリーニング手術を受けた影響で、今春リーグは代打で3試合(2打数無安打1四球)の出場のみ。主将として優勝に大きく貢献したが、選手としては不完全燃焼だった。今夏は、ケガをしない体作りへフィジカルトレーニングに力を入れるなど、パワーアップ。「守備、打撃ともに力を入れてきた。リーグ戦では勝負強さ、冷静なプレーを見てほしい」と言う。

春の首位打者を獲得した宗山塁内野手(2年=広陵)ら、選手層は厚みがある。田中武宏監督(61)は「(春は)村松がほぼ出られなかったのが、回復してオープン戦もこなした。戦力の期待は村松、山田(陸人)。中心となってやってくれると思う」と期待を込めた。