青学大のエース北村智紀投手(4年=龍谷大平安)が2度目の完封勝利で大学通算6勝目を挙げた。

力強い真っすぐと変化球を低めに集め、打たせてとった。「完封しようなんて最初から思ってたわけでもないんで。1人1人抑えていったら結果につながるかなと思って、全力で投げました」と、春の王者・亜大打線を2安打に無失点に抑えた。安藤寧則監督(45)は「今日の北村は◎(にじゅうまる)」と絶賛。亜大・生田勉監督(56)も「北村君の制球力が低めにきていて良かった。ああいう投球されたら、うちのバッティングでは打てない」と脱帽した。

春季リーグ戦では7試合に先発するも、7回2/3が最長。この夏は完投する体力をつけるために、走り込みの質にもこだわり、短距離、長距離とその意味を理解し徹底。春から成長した姿で、チームを勝利に導いた。「最後まで粘り強く頑張れました」と胸を張った。