優勝を争う激闘は、延長戦にもつれ込んだ。

オリックスの選手会長、吉田正尚外野手(29)が、1点を追う9回2死一、二塁で、ソフトバンクの守護神モイネロの初球をライトにはじき返し、起死回生の同点適時打を放った。

9回を終えて5-5の同点で延長戦に入った。この日、京セラドーム大阪には2万4889人のファンが集ったが、台風の影響で電車が運休となり、試合後の帰宅に影響が及んだ。

延長10回表を迎える際は、電光掲示版に「公共交通機関でお越しのお客様は各自で最新の運行状況のご確認を宜しくお願い致します」と映し出され、アナウンスも行われた。

○…台風の影響が心配される中、午後1時1分開始の試合は4時間47分におよんだ。延長10回、電光掲示版に「公共交通機関でお越しのお客様は各自で最新の運行状況のご確認を宜しくお願い致します」と映し出された。観衆は2万4889人。JRは計画運休したが試合終了時には風雨も強くなく、大きな混乱はなかったもよう。オリックスは20日に千葉でロッテ戦。試合後に移動予定だったが前日の段階で20日の当日移動に変更済み。中嶋監督は「早く帰ろう。危ないよ。車ごと飛ばされるよ」と話し足早に帰路についた。

【ニッカン式スコア】19日のオリックス-ソフトバンク戦詳細スコア