首位ヤクルトは、日本選手最多となるシーズン56号本塁打の期待がかかった村上が3打数無安打に封じられ、逆転負けで6連戦の初戦を落とした。2位DeNAも勝ち、優勝マジックは6で足踏み。最短優勝は23日にずれ込んだ。

1回1死二塁、村上は右膝上付近への死球。3回、5回は二ゴロ、7回1死一塁の最終打席は、巨人デラロサの外角チェンジアップを捉えたが、中前に抜けそうな当たりを二塁寄りに守っていた巨人坂本に阻まれて併殺。燕党からはため息がもれた。いずれも走者を置いた場面で1本が出なかったが、高津監督は「まあ、打てない時もあるでしょうね」と振り返った。

先発原の降板後は小刻みな継投で粘り、6番宮本、8番長岡がマルチ安打を放つなど好材料も出た。リーグ連覇へ向け、厳しい日程が続くが、指揮官は「一戦必勝で頑張りたいと思います」と切り替えた。

▽ヤクルト長岡(6回1死三塁から適時打)「とにかく1点を返したいという気持ちで打ちました」

▽ヤクルト原(3回4安打3失点で7敗目)「早いイニングで降板してしまい、中継ぎにもチームにも申し訳ないです」

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