巨人岡本和真内野手が昨季ケガで出場できなかったCS進出を手にするため、雑念をかき消す。チームは27日、最終カードとなる10月1日からのDeNA2連戦(横浜)へ向け川崎市内のジャイアンツ球場で調整。岡本和ははだしで芝の外野をジョギングして疲れを取りつつ、フリー打撃で打棒の感触を確かめた。

最終盤を迎えても、CS進出最後の1枠を巡る阪神、広島との争いが激しさを極める。「本当に負けられない試合。何も気にせず、細かいことは気にせず、思い切って出せるものを出す」と集中力を高める。昨季は左脇腹痛でCS全5試合を欠場したため今季は「出場して貢献したい」と力強く語った。

24日中日戦で5年連続30本塁打を決めたが「もっと打てると思ってやっている」と力をみなぎらせる。今季、横浜では5本塁打。本拠地東京ドームを除けば神宮の5本と並んで最多だ。15年のプロ初アーチも横浜。「なんとか打てるように貢献したい」と相性の良い球場でCS進出をつかむ。