阪神藤浪晋太郎投手(28)が28日、今オフにポスティングシステムを使用して大リーグ移籍を目指すことを正式表明した。前日27日に判明したメジャー挑戦の意思を「事実」と認め「気持ちは変わらない」と訴えた。一方、百北幸司球団社長(61)は「強い思いは十分届いている」と理解を示した上で「大事な戦力。結論を出したわけではない」とも強調。シーズン全日程終了後、本格交渉に入る。

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◆藤浪の一問一答

-今オフのポスティングシステム使用を希望する

「シーズンが残っているので、そこ(交渉)に気持ちがまだ入っていない状況なんですけど、そういう話をしています」

-球団とはいつ頃から話を

「去年の契約更改あたりからですかね。具体的な話になったのはそのあたり」

-メジャーへの思いをずっと持ってきた中、決断の後押しになったものは

「人を通じてですけど、『日本でうまくいっていないなら、ぜひアメリカで挑戦してみてほしい』という話をいただいたこともありました。武豊さんだったり、大野将平さんだったり、西村拳くんだったり…。世界で戦っている方が周りにいて、そういう方に刺激を受けたのもありますね」

-どういう風に勝負したい

「何も決まっていませんし、まずポスティングできるかも決まっていない。まだシーズンも残っていますし、CSもある。あまりその辺は考えていないです」

-1年前と今とで気持ちに変化はない

「そうですね。基本的に自分の気持ちは変わらない。成績を残していない中で、球団がポスティングの話を取り合っていただける…。過去に井川さんしか例がなく、今まで容認してこなかった中で、自分の話を取り合ってもらった球団に感謝したい。自分中心の話し合いになりますけど、気持ちをしっかり伝えたい」

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