前週まで2位の静岡産大は同3位の東海大静岡を6-4で退け、2003年春以来39季ぶりの優勝へ大きな1勝をつかんだ。指名打者の5番渡辺笑生(わらう)内野手(1年=知徳高出)が、打線をけん引。初回2死一、三塁で先制の左前適時打を放つと、5回には中越えに今季2号ソロを放り込んだ。2安打2打点の活躍も「全員で1点を必死に取りにいった姿勢が、結果になった」と、一丸を強調。11安打6得点での勝利に笑みを浮かべた。

これで11勝2敗。静岡大と並び首位に立った。9日の東海大静岡戦に連勝して静岡大が敗れれば、逆転Vが決まる。渡辺は「4年生にとっては最後の大会。このメンバーで優勝したい。次も全力プレーで助けになりたい」と誓った。

◆優勝の行方 9日の今季最終戦の組み合わせは、静岡産大対東海大静岡と静岡大対日大国際関係。「産大○、静岡大●」で産大優勝、「産大●、静岡大○」で静岡大優勝。両チームが勝てば、12日にプレーオフ。そろって負ければ、日大を加えた3チームが11勝3敗で並び、プレーオフを行う。