CSファーストステージでの敗退が決定した西武は辻発彦監督(63)の退任が決まった。試合後、奥村剛社長(55)が明らかにした。

辻監督が率いて6年目の今季は、9月1日時点まで首位に立つなどV争いを展開。豊田、青木の両投手コーチらと4年連続防御率最下位だった投手陣を劇的に改善した。打線の調子が上がらない中で、首位を狙える位置につけた。主力の故障が相次ぎ、42年ぶりとなる最下位に沈んだ昨季からチームの立て直しに成功。

しかし、9月に入って、7連敗を喫するなど失速し、リーグ制覇には届かなかった。

辻監督は3年連続のBクラスだったチームの再建を託された16年オフに就任。昨季まで2度のリーグ優勝を含め6年間で5度のAクラス入りを果たした。今季は1年契約だった。

後任は松井稼頭央ヘッドコーチ(46)が最有力となる。

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