フェニックスリーグの“開幕投手”を務めた日本ハムの達孝太投手(18)が、プロ最長4回を投げ4安打2失点(自責1)だった。

4回に1死満塁を背負い、守備の乱れから失点した。同リーグ中のテーマである「3球で1ボール2ストライクをつくる」ことは、打者16人に対して11人にクリア。「前回の登板よりも、いいテンポで投げられた。長いイニングの感覚は正直戻ってきていない。もっともっと投げていって、そこの感覚を早くつかめるようにしたい」と話した。

試合後からブルペンの傾斜を利用し、ゴムチューブを使ったトレーニングを開始。「簡単に言うと、下半身の粘りを出す。動きを一定にすることをメインにやってます」。シーズン中から続けてきたが、同リーグ中はより回数を増やしていく。平均球速を140キロ台中盤~後半から150キロ台に上げる狙いもある。「ストレートとフォークで勝負できるように持っていきたい」と追い求めていく。

○…万波がフェニックスリーグのチーム1号を決めた。2-2の6回1死一、二塁から直球を左中間に運ぶ逆転3ラン。今季は、清宮に次ぐチーム2位タイの14本塁打を放つも、シーズン終盤の9月下旬には登録抹消を味わった。悔しさを糧に「来年に向けて打率、確率を上げていきたい」と闘志を燃やした。

◆みやざきフェニックスリーグ 若手選手の育成を目的とした秋季教育リーグで、宮崎では04年から実施されている。今年は10日から31日まで22日間。イースタン、ウエスタン両リーグの計12球団のほか、四国ILplus選抜、日本独立リーグ野球機構選抜が参加。宮崎市のアイビースタジアムなど宮崎県内4市の計9球場を使用し、有観客で全126試合を予定。日本ハムは18試合を行う。

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