DeNA藤田一也内野手(40)が、サヨナラの絶好機で併殺に倒れ、CSファーストステージでの敗退が決まった。

1点を追う9回1死満塁で「代打の切り札」で登場。阪神湯浅の初球152キロをはじき返したが、二ゴロ併殺で今シーズンが終了した。

ベンチには、対阪神戦の打率が4割2分4厘の大田泰示、柴田、嶺井、藤田が残る中、楽天時代の13年に日本一に貢献したプロ18年目の藤田を選択した。

データや相性も良かった。藤田は今季の対阪神戦3打数3安打2打点の打率10割。今季の代打打率は大田の打率1割2分(25打数3安打)に対し、打率2割7分6厘(29打数8安打)で、阪神戦は2度の代打でともに適時打だった。

三浦大輔監督(48)は「藤田の経験というものにね。全員が準備してくれてましたし、あそこで藤田もしっかり準備して、思いきっていった結果ですから」と敗戦を受けとめた。

藤田は一塁にヘッドスライディングした後、しばらく立ち上がれず。一塁ベースコーチの小池コーチ、オースティンに抱えられ、ベンチに引き揚げた。

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