東京ガスの益田武尚投手（24＝北九州市大）は広島が3位指名し、交渉権を獲得した。
高校から投手を始めた最速153キロ本格派が、プロから指名を受けた。バランスの良さとキレの良い球質を武器とする社会人2年目右腕だ。北九州市大での指名漏れから2年。「一番は制球が成長しました。変化球も大学の時より精度が上がっている」と進化を遂げていた。
すでにプロ打者と好勝負を演じている。10月8日に行われたヤクルトとの練習試合では、セ・リーグ3冠王の村上宗隆内野手から高め直球で空振り三振を奪った。「高めの直球の威力は自分の持ち味。球界を代表する打者相手に押せたのは自信になる」。高い経験値を持つ益田に、高い評価が下された。
福岡県・飯塚市出身、175センチ、86キロ、右投げ右打ち。
