ソフトバンクは21日、来季2年目を迎える藤本監督以下、1、2、3軍に加え新設する4軍、リハビリなど計25人のコーチングスタッフを発表した。

この日の発表以外では、ホークスOBで2度の沢村賞に輝いた斉藤和巳氏(44)が1軍投手コーチ就任。投手陣のさらなるレベルアップに向けて手腕発揮が期待される。今季限りでロッテを退団した清水将海氏(47)が4軍バッテリーコーチとして6年ぶりにチーム復帰。さらに今季限りでホークス一筋19年間の現役生活にピリオドを打った明石健志氏(36)が2軍打撃コーチに、今季まで1軍スコアラーを務めた金子圭輔氏(37)が3軍内野守備走塁コーチに昇格する予定で、4氏は後日発表される。

また、王貞治球団会長(82)も今季に引き続き「特別チームアドバイザー」兼務の肩書で、より密接にチームをサポートする。この日、福岡市内の球団事務所を訪れた王会長は「何とか若い人に伝えていけるものをね。今年このままというわけにはいかないしね。補強とか強化の部分で見えてきているものもある。その課題をしっかりクリアするように監督、コーチとも話していかないと」と語った。11月の宮崎秋季キャンプにもスポットで現地入りし、2年連続V逸に終わったチームを強力バックアップする構えだ。