中日立浪和義監督(53)が15年ぶりに対戦する岡田阪神を警戒した。

岡田監督が前回指揮を執った04~08年は現役選手として対戦。「緻密な野球をされる印象。守備、外国人の補強がうまくいけば、間違いなく優勝候補」と語った。

今季、中日は最下位に沈んだが、3位阪神とは12勝13敗とほぼ互角に戦った。それでも来季は油断はできない。立浪監督は「誰が監督になっても計算できるのは投手。阪神はトータルして投手が一番いい」と分析。阪神はチーム防御率2.67で12球団NO.1の結果を残した。リーグ最多の86失策が弱点だが、岡田監督は守備位置を固定する方針。「投手を含めてセンターラインをまずは固めて、そこからどれだけ打てるか。1、2番は足を使える。二遊間をしっかり固めてくるのか」と立浪監督は警戒を強めた。

中日も投手力は安定しているが、二遊間固定によるセンターライン強化と、新助っ人獲得が巻き返しへの課題。基本方針がかぶるライバルチームの動向に最大限の注意を払っていく。

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