巨人は28日、育成の与那原大剛投手(24)に来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。

与那原は「巨人ファンのみなさまには7年間、感謝の思いしかありません。体の状態もよく、まだやれると思っている。NPBでやりたい気持ちがある」と明かした。12球団合同トライアウトを受ける予定で、他球団からのオファーを待ちながら、今後もトレーニングを続ける。

15年ドラフト3位で入団した身長189センチの長身右腕。18年6月にトミー・ジョン手術を受け、同年オフに育成選手として再契約された。度重なる負傷に見舞われたが、昨年に実戦復帰してからは、離脱はなく「もう肘の不安は全くない」という。

2月のキャンプから杉内俊哉3軍投手コーチ(41)らのアドバイスで新球シュートとクイック投法を取り入れ、今季は好調を維持。イースタン・リーグで25試合に登板し、14試合連続無失点を記録するなど、防御率2・12をマークした。