中嶋オリックスが来季に向けて首脳陣のシャッフルを行うことが30日、分かった。参謀としてV2、日本一を支えた水本勝己ヘッドコーチ(54)は2軍監督への配置転換が濃厚。2軍担当の小谷野栄一野手総合兼打撃コーチ(42)が1軍で作戦面などを担当し、小林宏2軍監督(51)も1軍に昇格する見通しだ。他のコーチ陣は配置転換こそあるが、基本的に球団に残って中嶋監督を支える。1軍の高山郁夫投手コーチ(60)は育成メインの役割になりそうだ。

7月に支配下登録したリリーフエースの宇田川ら、2軍からの戦力供給が連覇を支えただけに1、2軍スタッフの入れ替えには明確な意図が見える。1軍事情を知り、パイプ役としても適任の水本ヘッドを2軍監督に据えることで、さらに連携を強化できる。細やかなマネジメントと正確な情報共有が現体制の根幹。球団史上3度目の3連覇へ、攻めの改革に出る。

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