オリックスが4連勝で26年ぶり日本一に輝いた。「SMBC日本シリーズ2022」第7戦は、1番起用された太田の日本シリーズ初となる初回先頭打者初球本塁打で先制し、1点差の接戦を強固な投手陣で逃げ切った。イチローらとともに前回96年の日本一戦士となった中嶋聡監督(53)がタクトを振るい、今度は指揮官として頂点に上り詰めた。

<96年のオリックス>

前年の95年1月に阪神・淡路大震災が発生。当時本拠地の神戸が壊滅状態となり、チームは「がんばろうKOBE」を合言葉に95、96年とリーグ2連覇を達成した。96年はイチローのサヨナラ安打でリーグV。「メークドラマ」の長嶋巨人との日本シリーズを4勝1敗と圧倒した。チームがオリックス球団となって初の日本一に輝き、本拠地で胴上げされた仰木監督は「ペナントレースに続いて神戸で日本一を決められたというのは、この上ない喜びです」と感激した。

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