プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は31日、臨時12球団代表者会議を開き、現在2週間に1度をめどに行っている新型コロナウイルスの定期スクリーニング検査を、来季は行わないことを確認した。基本的な感染対策は継続しつつ、検査は有症状者が出た場合に実施。濃厚接触疑い者を中心に緊急検査を行い、さらに陽性者が確認されれば検査対象を広げ感染拡大防止に務める。この体制を秋季キャンプから導入する。

定期検査がなくなることで、選手や球団の負担は軽減される。また、無症状のまま戦列を離れる事態が避けられる。NPBの指針とは別に、自主的に、ほぼ毎日検査を行う球団もあったが、NPB井原敦事務局長は「定期スクリーニング検査は、どの球団もやらないのではないか」と見通しを語った。また、20年3月より行ってきたJリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議は11月で終了する。