中日を自由契約になった平田良介外野手(34)が10月31日、あらためて現役続行の意向を明かした。

「動けると思っているから現役続行を希望している。コンディションはすごくいい。動きに支障はなく故障もない」。10月4日に戦力外通告を受けて以来、ナゴヤ球場を借りて早朝の自主練習を継続中。チームに迷惑はかけられないと、秋季練習が始まる午前10時30分までには球場を離れている。他球団での現役続行に意欲を燃やし、トレーニングを重ねる日々だ。

前日30日には自身のYouTubeチャンネルで、戦力外通告時の会見を振り返り、引退セレモニーにまつわる発言で誤解を招いたことを謝罪。「もし、次のプロ野球チームに呼んでいただくことがあれば、今まで通り、後輩と一緒に切磋琢磨(せっさたくま)してやりたい」と、一からの出直しを誓っていた。

合同トライアウトは受けず、進路をNPB1本に絞って現役続行目指す。昨年発症した異型狭心症、ぜんそく等の不安も解消し、プレーに支障がないことも説明した。今後もナゴヤ球場で自主練習を継続し、「(他球団の)テストを受けさせてもらえるなら受ける」ときっぱり。大阪桐蔭から05年高校生ドラフト1巡目で中日に入団し1046安打、105本塁打を刻んだベテランスラッガーは、11球団からの獲得打診を待ち続ける。【伊東大介】

○…ナゴヤ球場での秋季練習を打ち上げた。10月10日から4日間の休日を挟み、体力強化をメインに宮崎でのフェニックスリーグ組を除くメンバーが参加。1日の移動日を経て、21選手選手が2日から沖縄・北谷での秋季キャンプに突入する。立浪監督は「(沖縄では)野球漬けになるのが大きい。気候もある。各選手は課題も違うので、それぞれレベルアップができるようにする。日も長いしね」とニヤリ。2クール目にはシート打撃なども取り入れ、底上げに力を入れる。

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