歓喜の26年ぶり日本一から一夜が明け、気持ちはすでに来季に向いていた。オリックス宮城大弥投手(21)と紅林弘太郎内野手(20)の同学年コンビが10月31日、ともに来季目標を「3連覇と日本一」に設定した。

大阪・舞洲の球団寮から本拠地の京セラドーム大阪まで、紅林の愛車に2人で乗って球場入りするほど仲の良い「ミヤクレコンビ」。この日はテレビ生出演後、お互いの来季個人目標を決め合った。

宮城 3割30本30盗塁!

紅林 盗塁は…無理だよ。

宮城 じゃあ5盗塁? 目標は高くしてほしい。

紅林 24勝してほしいですね。(楽天)マーくんのように。うそです。今年以上は勝ってほしい! 去年13勝で今年10勝なので。

宮城 11勝な! 1つ減らすなよ!

紅林 …。(自己最多の)14勝してほしいな!

まるで漫才のような掛け合いトークが、笑顔あふれる空間を作る。生出演直前には「クレが洋服を買いたかったそうなので。サイズを探してあげました」と2人でショッピング。紅林が数着購入すると「お前は?」と促され、宮城も一緒に服を購入した。

シーズンオフの願望は「釣りを一緒に」で、ど天然な紅林は「マグロ釣りたいなぁ…。船借りて、大物釣りたい」と真顔で話した。すぐさま宮城は「そんな経験ないですけどね(笑い)」と優しいツッコミ。紅林の過去一番の大物は「サバ…? (片手)あるかないかのサイズです」。プロ4年目の来季も大物の予感しかしない。【真柴健】

○…26年ぶりの日本一に貢献した21歳宮城と20歳紅林が毎日放送(MBS)の「よんチャンTV」に緊急生出演した。宮城は“出演条件”を「クレが出るなら」と19年ドラフト同期愛をアピール。生出演でも仲良しコンビは普段通りのトークで楽しませた。

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