広島は2日、長野久義外野手(37)が巨人への移籍が合意したことを発表した。

鈴木球団本部長はトレードの経緯について「いつかユニホームを脱ぐことがあるとすれば、やっぱり巨人で脱ぐべきではないかと思っていた」と説明。来季の契約交渉を行う中で、巨人とのトレードが成立した。

FA移籍した丸の人的補償として広島で4年間プレーした。鈴木球団本部長はともに戦った長野を選手としてだけでなく、人間性を高く評価する。「チームのために一生懸命やってくれて、選手から尊敬され、ファンから愛されて、人格的にもプレーヤーとしても素晴らしい選手なのは間違いない。ただ、昨年から出場機会が少なくなって、いい形で起用できなかった。技術的にもまだ働けると思う。巨人に帰ることで、新井監督がそうだったように、よみがえるかもしれない。タイミング的に今年が一番いいんじゃないか」。来季から再び敵となる長野の古巣での復調を期待した。