巨人先発の井上温大投手(21)が侍ジャパン相手に快投した。3回49球を投げ1安打無四球無失点。最速150キロのキレのある直球を武器に4三振を奪った。

球界を代表する打者を抑え「自分の持ち味のストレートをしっかりゾーンに投げることができました。すごい打者が並びましたが逃げずに向かっていく気持ちを出して勝負できたと思います。今日の登板は楽しかったですし、すごい自信になりました」と手応えをつかんだ。

一方で課題点も挙げた。「左打者のアウトコースの入り球が抜けてしまい打者有利にしてしまったので、球数を少なくするために初球の精度を高めていきたい」

阿波野秀幸投手チーフコーチ(58)は「格上の打者が相手になるが、キャンプの取り組みをいい内容、形で表現できていた。追い込む形を早めにつくって打者と勝負することをマウンドに上がる前にテーマとした。ストレートの状態もいいし、後は左打者のカウントの作り方を意識できればいいね」と評価した。

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