日本ハムは10日、石川亮捕手(27)とオリックス斎藤綱記投手(25)の交換トレードが成立したと発表した。日本ハムは今オフ3度目のトレードとなった。

石川亮は13年ドラフト8位で帝京から入団。プロ9年間で通算207試合に出場し、打率1割9分、0本塁打、23打点。今季は23試合出場で打率1割5分6厘、0本塁打、3打点だった。球団を通じて「入団テストを受けてファイターズに指名していただいて、約9年間、本当にいろいろな経験をさせてもらって、ここまでやってくることができました。今まで関わってくださった方々とファイターズという素晴らしいチームに感謝の気持ちでいっぱいです。ファイターズで野球をやってきたからこそ、次のステージに行けると思っていますし、この移籍がマイナスなことではないということを、プレーを通じてしっかり見せたいと思います。温かいご声援をくださったファイターズファンの皆様と、これまで携わってくれた全ての方々に恩返しするためにも、また1軍の舞台で見つけてもらえる選手になりたいです。ルーキーに戻った気持ちで、新しいチームでこれからも頑張りたいと思いますので、変わらぬご声援をお願いいたします」と、コメントした。新天地となるオリックスの指揮を執る中嶋聡監督(53)は、石川亮が日本ハムへ入団した時の1軍バッテリーコーチ兼選手。中嶋監督が15年に現役引退後も日本ハムに在籍した18年まで指導を受けていた。

斎藤綱は北海道・札幌出身の左腕で、14年ドラフト5位で北照から入団。通算成績は58試合登板、1勝1敗、防御率6・13。今季は1軍で5試合登板にとどまったが、ウエスタン・リーグではリーグ最多の50試合に登板して1勝2敗、防御率2・41だった。来季の日本一奪回へ、道産子中継ぎ左腕を補強した。