2年目のシーズンを終えた阪神栄枝裕貴捕手(24)が18日、高知県内のチーム宿舎で契約更改に臨み、現状維持の800万円で更改した。

レギュラーシーズン最終戦となった10月2日のヤクルト戦(甲子園)で代打出場し、プロ初安打初打点。1点ビハインドの2死一、二塁で劇的な右前同点適時打を決め、甲子園を沸かせた。「このまま打てないまま終わってしまったらどうしようとか思っていたので、その中で最後に1本出たというのは、ほんの少しですけどほっとはしました」と振り返った。

クライマックスシリーズでも1軍に帯同。「1軍の試合でベンチにいるだけでも全然雰囲気が違う。ここで自分が出たら正気でプレーできるのかとか。ちょっとずつベンチにいると何か入り込めたじゃないですけど、それをずっと続けられるような精神状態でやらないといけない」と学びを得た。

秋季キャンプでは新任の嶋田バッテリーコーチと基礎練習に取り組む。来季3年目。佐藤輝明内野手(23)、中野拓夢内野手(26)、伊藤将司投手(26)らと同期入団の24歳は「バッティングだったりフットワーク面でも、梅野さんを超えないとスタメンでは出られない。両方頑張りたい」と闘志を燃やした。(金額は推定)

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