環太平洋大(中国・四国3連盟)が、3人の継投で無安打無失点を達成した。初戦を突破し、野村昭彦監督(54)は「こういう投球を願って、厳しいことも言って指導してきた。指導者冥利(みょうり)に尽きます」と喜んだ。

先発した最速148キロ左腕、徳山一翔投手(2年=鳴門渦潮)が、7回までノーヒットを継続した。手元で伸びる直球を軸に、テンポのいい投球で、初回1死から4者連続奪三振をマークした。

7回裏に打席が回る前に、野村監督が「いくか?」と続投の意思を確認。徳山は「代打をお願いします」と降板を志願し、7回を2四球、97球で9奪三振だった。徳山は「自分が欲を出して、四球を出してリズムを崩して負けるのは嫌だった。後ろの投手も信じているので、ここは勝ちにこだわりました」と明かした。

8回は蛭子凌太郎投手(2年=佐伯鶴城)が1回を無安打無失点。

9回は辻祐希斗投手(4年=関西大北陽)が抑えて、3人の継投で0封した。

環太平洋大が3投手継投でノーノー達成 大阪桐蔭、英明が初戦突破 明治神宮大会開幕/スコア速報>>