阪神が21日、高知・安芸で行う秋季キャンプを打ち上げた。岡田彰布監督(64)は、高いレベルの遊撃争いが、うれしい悩みの種だと断言。前川右京外野手(19)ら若手の成長にも期待を寄せた。

岡田監督の一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

-捕手は梅野が基本か

「基本梅野でいくよ、それは」

-経験や守備力も考えて

「ずっと見とっても、梅野でええんちゃうの。だってゴールデングラブとかな、みんなが認めた賞なわけやから。そら総合的にワンバン(ストップ)とかな、盗塁を刺すとか肩とか、いろんなの含めて選ばれてるわけやんか。そういう選手はやっぱり使わなあかんやろ、そんなん。俺はそう思うけどなあ」

-まだ白紙のポジションは遊撃と両翼か

「まあ空いてるポジションというか、外野も(外国人など)新しいのも含めて入ってくるから、そのへんは分からんけどな。だから今の時点で決めようがないよ、はっきり言うて。これはもう、レベルの高い争いで決めようがない方よ。一番迷ったのはやっぱショートやな。最初は簡単に小幡でいこう思ってたけどな。なんか簡単にはいけへんようになってきたなあ、はっきり言って、木浪の姿とか見たらなあ」

-木浪が想像以上に良かった

「おーん。いやもう基本的に守りだけでいいと思ってからな、ショートは打たんでも。でも、これは小幡も打たんとあれやな。それはもうレベルが上のレベルでの悩みやから、それはなあ、おーん。困ってるけど、うれしい困り方やな、はっきり言って」

-秋季キャンプ中に選手に伝えたいことは伝えられたか

「うん。まあだから、さっき言うたように一から十まで変えろ、いうことじゃないからな。今までやってきたので、何かちょっと足りない部分をこっちが助けてあげたらもっと良くなるのになあ、やからな。やっぱずっとやってきて、プロやから、みんなここにいるのは新人じゃないわけやから。前川にしても1年間やってきて自分の、他の選手とか見て足りない部分とかは肌で感じてると思うから。それは、あと1つ、2つ加えれば、1軍の戦力になるとかレギュラーに近づくとかな、そういう感じやから。ワンポイントアドバイスよ、ワンポイント、ツーポイントくらいまでやな。4つも5つも教えるやつはあかんやろ、一からやるような選手は」

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