阪神高寺望夢内野手(20)が、“卵かけご飯”トレで増量&パワーアップをはかる。鳴尾浜で練習した若虎は「ウエートトレをめちゃめちゃやって、めちゃめちゃ食べて、めちゃめちゃでかくなって、長打増やします!」と宣言した。

オフはウエートトレなどで筋力アップに取り組む一方で“食トレ”にも挑戦。間食にパンを食べるなど1日5食をとり、就寝前にはどんぶり1杯のごはん(400グラム程度)に、卵2個を割り入れた卵かけご飯と、プロテインを欠かさずとる。シーズン中は75~76キロだった体重を「最低でも」80キロ超えに持って行くつもりだ(現在77キロ)。

高卒2年目の今季は1軍デビューを飾り8試合に出場。打率1割3分、0本塁打、2打点。「変な(体重の)増やし方じゃなくて、野球に生きる増やし方で来年はホームランを打ちまくります」と頼もしい。

来季、激しい内野定位置争いに割って入るため、守備力も鍛える。馬場内野守備走塁コーチからは、(ゴロの)捕球の際、いったん左足を後ろに引いてから捕りに行くクセを指摘された。この動作で目線がブレるなどするため、修正に取り組んでいる。3年目は、体重もパワーも技術もアップさせて“大型内野手”を目指す。【高垣誠】