目指すは「由伸ロード」だ。阪神湯浅京己投手(23)が3日、甲子園球場内のプレミアムラウンジで自身初のトークショーを開催。フリーアナウンサーの市川いずみ氏との軽快トークの中で、集まった約100人の前で将来的な先発転向への思いを明かした。

市川アナから目標の投手を問われると「(オリックス)山本由伸さんですね」と即答。「自分がおいおい先発をやりたいと思ってるので。(山本は)中継ぎから先発にいって、見ててすごいと思いますし、あんなピッチングできたらもっと楽しくなるだろうなと。今も楽しいですけどね(笑い)。狙って三振を取れたり、見てて、ほんとにすごいと思うので、ああいうピッチャーになりたいなと思います」と明かした。

山本はプロ2年目の18年に救援で54試合に登板。32ホールド、防御率2・89で頭角を現した。翌19年に先発転向。20試合で143イニングを投げ規定投球回に到達。8勝6敗、防御率1・95と活躍し、その後はオリックス不動のエースへと成長した。

昨年までプロ通算3試合の登板だった湯浅は今年、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得するなど大ブレーク。岡田彰布監督(65)は来季のクローザー候補に挙げており、「岡田監督から直接言われたわけではないので。でも任せてもらえるってことになれば、自分の力を出すだけ。今はそのつもりで来年に向けて、今年の自分よりも成長した姿になれるようにやってます」ときっぱり。先発への思いをひとまずは封印し、来季18年ぶりのリーグ優勝へフル回転する覚悟だ。

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