ソフトバンク武田翔太投手(29)が12日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の今季年俸1億5000万円プラス出来高付きでサインした。武田は昨年から年俸変動制の4年契約を結んでいる。

今季は春季キャンプ中に広背筋を痛めた影響などで出遅れ、初昇格は7月だった。10試合で2勝1敗、防御率2・57。8月27日の日本ハム戦(札幌ドーム)では右肘の張りのため、3回で緊急降板した。不本意に終わったシーズンに「悔しいの一言。ここまでケガが続いたシーズンはなかった。トレーニングの方法や向かうべき方向はどこなのか。僕の中では(来年が)分岐点になる。今まで通りには行かないので」と思考を巡らせた。

来季は4年契約の2年目。リハビリ組は12月いっぱいで卒業する予定だ。「先発でいきたい気持ちはある。勝ち残っていきたい。そこは芯を持ってやっていきたいです」。プロ11年で通算65勝の右腕が逆襲を誓った。(金額は推定)

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