必勝リレーで世界一へ-。侍ジャパンのメンバーに内定している巨人大勢投手(23)、阪神湯浅京己投手(23)による「新春“侍ブルペン”対談」が実現した。セットアッパー候補の湯浅と、守護神候補の大勢が質問に「○×形式」で答えた。話題は3月に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のほか、同学年の主砲・ヤクルト村上、メジャーへの憧れにまで発展。パート1では、同学年で仲良しだからこそ分かるすごみとプライベートの関係性まで“アツアツ”な“ガチ”トークを繰り広げた。【取材・構成=中野椋、小早川宗一郎】

対談の2日前に兵庫県内で焼き肉に舌鼓を打った2人が、36時間ぶりに顔を合わせた。「よろしく! 2日ぶりだな(笑い)」。11月の侍ジャパンシリーズで初めて会話を交わし、すぐにうち解けた。

湯浅 最初、大勢はめちゃめちゃ猫かぶってました。真面目で静かだと思ってたんですけど、(実際は)めちゃめちゃおちゃらけてました。まだ出会って数カ月って、感じてない。ご飯食べながらその話になって。

大勢 ご飯行った時も、わざわざ伊丹空港まで迎えに来てくれて、しかも僕から頼むんじゃなくて、湯浅から「迎えに行ってあげるよ」って。数年来の友だち感はあります。こんな気が合うとは思わなかった。僕シャイなんで。

湯浅 絶対違う(笑い)。

大勢 そんな僕に優しく話しかけてくれた湯浅君に感謝したいと思います。

湯浅 (キャラを)作ってるやん(笑い)。

★Q1 お互いに尊敬してる部分がある?(湯浅○大勢○)

大勢 爽やかさです(笑い)。

湯浅 (照れ笑い)

大勢 あとは、ストレートが僕と違って、空振りが取れる。伸びが違います。フォークもストンと落ちるので、全部欲しいです。

湯浅 大勢はやっぱり、面白さ(笑い)。めちゃくちゃ面白いと思う。あと投げ方は違いますけど、真っすぐがめちゃくちゃ強いなと。あの強さ…欲しいですね。めちゃくちゃ重いんですよね。

大勢 (湯浅のボールは)伸びが違う。キャッチボールした時は、遠投でもめちゃくちゃ伸びてたんで、これは空振りするなと思いましたね。僕はけっこうズドンっていくイメージなんですけど。

湯浅 (大勢の直球は)ズドンっていうのもそうだし、めちゃくちゃ重いんです。変則気味ですし、あそこからあんな強い球を投げられたらバッターは打ちづらいなと、キャッチボールしてて思いました。

★Q2 キャッチボールをした時には恐怖を感じたのか?

湯浅、大勢 怖いっす。

湯浅 やっぱり大勢、キャッチボールの最初からめっちゃ速いんです。最初からあれだけ強く投げられるのホントすごいなって思います。

★Q3 ここだけは自分が勝っている部分がある?(湯浅○大勢×)

湯浅 爽やかさ(笑い)。

大勢 勝てないです、完敗です(笑い)。

野球の部分では?

湯浅 1年目からクローザーを任せられるのは、なかなかないことだと思いますし、それだけえげつないボールを見てても投げていると思う。1年間ずっとクローザーをやったっていうのは、素直にすごいなと思います。

--湯浅はフィールディングも得意

大勢 フィールディング…。

湯浅 見たことないでしょ。ジャイアンツ戦でやってないもん。

大勢 見たことない…。すいません、帰って見てきます!