オリックス中嶋監督が今季の守護神にベテラン平野佳寿投手を起用することを明言した。「もちろん、平野です。一番信頼しているというか、あそこの難しいポジションを投げてくれる。いないですからね」。昨年は48試合に登板し、28セーブを挙げた。防御率も1・57と安定している。39歳のシーズンを迎えるが、指揮官は全幅の信頼を置いている。

ブルペン陣では山崎颯や宇田川ら若手の成長が著しく、守護神候補に浮上してもおかしくない。それでも中嶋監督は首を横に振った。「早い。あいつらが9回行けますよ、って言ったところで、2回失敗したら、へこむから。それを考えたら、やっぱり平野ってすごいな、と思いますね。だからあのメンタルと、あの9回って、すごい大事なところなのかな、と思いますけどね」。若手の起用は時期尚早と判断した。

平野佳はメジャーから古巣に復帰し3年目。日米通算221セーブで、節目の250セーブまで残り29。リーグ3連覇に貢献すれば、今季中の名球会入りが実現する。

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