社会人野球のエイジェック(栃木県・小山市)が11日、元阪神、ロッテの高野圭佑投手(31=前BC栃木)と元楽天の内田靖人内野手(27)を獲得したと発表した。

高野はNPBで中継ぎとして通算45試合に登板し、2勝0敗、防御率6・62。20年で阪神を戦力外となり、21年は台湾プロ野球の中信兄弟に移籍したが、コロナ禍でリーグ戦が中止となるなど1試合の登板に終わった。

同年オフはトライアウトを受け、日本ハムの指揮官に就任した新庄剛志監督(50)の前で快投。最終的に合格とはならなかったが「高野君のカットボールが目に付いた」と高評価された。昨季は栃木でプレーし、11月には古巣ロッテの入団テストを受けたが、NPB復帰は実現しなかった。

内田は常総学院時代から大砲として注目され、13年ドラフト2位で入団。18年には12本塁打をマークした。NPBでは通算162試合で打率1割7分8厘、20本塁打、64打点だった。

高野「今までNPB、社会人、独立リーグとさまざまな野球を経験してきました。それを生かして都市対抗野球大会・日本選手権大会の2大会優勝を目指します。エイジェックに入社し、その大きな目標に挑戦できることに社会人としての喜びを感じるとともに、達成を自分の使命と捉え、日々精進いたします。皆様の熱いご声援をよろしくお願いいたします」

内田「幼い頃に野球を始め、高校卒業後にはNPBに入団しさまざまな経験をすることができ、それが私の大きな財産となっています。今度は社会人野球という舞台で、今まで培った経験を生かして都市対抗野球大会・日本選手権大会に必ず出場し、1勝でも多くできるようにチームに貢献します。ご声援のほどよろしくお願いいたします」