楽天石井一久監督が、“新鮮力”の台頭を求めた。11日、仙台市内の球団事務所で行われた監督・コーチ会議に参加。2月1日からのキャンプメンバーの振り分けなどを話し合った。

支配下登録のルーキー6選手全員をキャンプ1軍スタートとする見通し。「若い子に出てきてもらうということは底上げにもつながる。ピッチャーで言えば、スポットが空いているところもあるので、入ってくる意気込みがある選手をキャンプで見てみたい」と期待した。

新人以外にも、高田孝や松井友、藤平、鈴木翔らブレーク候補は数多くいる。会議では「世代交代はしっかりしていかないと。移籍してきた人だけに頼るというのも苦しくなる。若い選手1人でも多く実績を作るよう、皆さんにサポートをしていただきたい」と発言。キャンプでも若手を多く1軍に呼び、それぞれの現在位置を見極めていく。

この日は23年のスローガン「鷲が掴む!」も発表された。「優勝以外つかまされてもハズレ。つかむためにどうしたらいいのかというプロセスがすごく大事」と力を込めた。10年ぶりの優勝へ向け、激しい定位置争いを促した。【湯本勝大】

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