野球殿堂入りを果たした通算380本塁打を記録した前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏(48)は、今でも現役選手に引き継がれる本塁打パフォーマンスの元祖でもある。

ヤクルトに入団した来日1年目の01年の沖縄・浦添キャンプで、志村けんの「アイーン」をマスター。本塁打を打った際にテレビカメラの前で披露するのが恒例となった。その後も、さまざまなお笑い芸人のギャグを採用した。

 

◆03年 ダンディ坂野の「ゲッツ」を追加。

◆04年 加藤茶の「カトちゃんペ」をアレンジした「ラミちゃんペ」。

◆05年3月 お笑いコンビ「レギュラー」のネタ「あるある探検隊」から「ハイ、ハイ、ハイハイハイ」。

◆06年 「チッチキチー」(大木こだま・ひびき)親指を立てて差し出す。

◆07年 左の力こぶを右拳でたたくザブングル加藤の「カッチカチ」。

◆08年 巨人1年目は小島よしおの「そんなの関係ねぇ!」と藤崎マーケットの「ラララライ体操」。

◆09年 和を取り入れ、茶道をモチーフにした「ラミ茶」を開発。

◆10年 剣道採用。さらにすし店の店員をヒントにした「ヨロコンデー!」

各ギャグの合わせ技も含めて、ラミレス氏の代名詞となっていった本塁打パフォーマンスは、現代でも巨人松田の「熱男」や西武山川の「どすこい」などで引き継がれ、ファンから親しまれている。