休憩なくても大丈夫です。日本ハムのドラフト1位、矢沢宏太投手(22=日体大)が15日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設でプロ入り後初めてブルペン入りし、その後、野手としての打撃練習にも入った。

投球練習から打撃練習に移る本格的な“二刀流”練習はプロ入り初。予定時間を超え、合同自主トレ中の新人で唯一、昼食後の休憩時間がなくなったが「特に休みたいとかはない。まだ全然いける」とタフさをアピールした。

YAZAWAのエネルギーが、そう簡単に途切れることはない。ブルペンでは立った捕手に30球投げ、10分空けてティー打撃、打撃マシン、打撃投手と対峙(たいじ)し、さらに前からのトス打撃、最後に体幹トレ。他の新人が昼食に出向いても、1人で練習を続け「昼に関しては休憩時間がなければいいだけ。変わらずやるべきことをやって、昼ごはんを食べて午後練習をするだけ」と話した。

こだわりのルーティンでハードな練習を乗り越えている。朝は午前6時半に起床し、朝食後、ドラフト5位の奈良間と一緒に朝風呂に入る。「朝、体を1回温めて」。その後にストレッチをして、合同自主トレに入る。

夜も練習後、夕食前にストレッチをし、終了後は洗濯をして、遅くても午後10時には就寝する。「野球をやるために来ている。大学のような授業はないので、野球にすごく時間を使えて毎日が充実している」。超ストイックな生活を続け、二刀流でのブレークにつなげる。【永野高輔】

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