広島会沢翼捕手(34)が16日、マツダスタジアムでの合同自主トレに参加し、他の選手とともにノックやマシン打撃などに取り組んだ。

年明け恒例、7年連続となった鹿児島・最福寺での護摩行を14日に終えて帰ってきたばかり。例年通り3日間ほどの予定が、7日にわたる長い修業になった。来る日も来る日も激しい炎の前で座禅を組み、不動真言を叫び続けた。

「今までで一番しんどかったが、なかなかできることではない。ありがたかった。心も体も一層、気が入った。メンタル的に良かったし、いつもと違うオフになった。護摩行で野球がうまくなることはないが、今年に懸ける思いというのは僕はやっぱり強いので」と荒行を振り返った。

今季は打力がある坂倉将吾捕手(24)が捕手に専念する。会沢にとってはレギュラー死守をかけた正念場。「いつもそういう気持ちでいる。その気持ちがなかったらプロ野球選手ではない。それは誰もが思っていること」。最強ライバルを正面から受け止める。

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