DeNA伊勢大夢投手(24)はスロー調整で実戦に照準を合わせる。

プロ3年目だった昨季はリーグ最多の71試合に登板。3勝3敗39ホールド1セーブ、防御率1・72の活躍で飛躍を遂げた。さらなる期待がかかる4年目、コーチ陣からは開幕に向けて状態を上げるよう言われた。「焦らずやらせてもらっている。2月の最後の方に合わせればいいと思うので」。昨年までは1月半ばにはブルペンに入っていたが、今年はキャンプ前のブルペン投球は考えていない。

セットアッパーからクローザーへ。山崎が6年契約で残留し、喜びもある一方で負けられない思いは強い。「球団もクローザーとして、去年の成績(37セーブ)を求めて残したんだろう」と理解している。その上で「6年間もクローザーをやらせる気はない。周りの評価で伊勢の方が上だと思わせたら、当然ポジションを奪えると思う。そういう存在にならないといけない」。近い将来の守護神奪取を狙っている。