巨人丸佳浩外野手(33)がバットを短く持つ新スタイルで打率、出塁率のアップを目指す。

19日、川崎市・ジャイアンツ球場で自主トレを公開。長く持っていたバットを、今は一握り短く持って振り込む。「追い込まれた時、短く持っているから、ボールを寄せて食らいつける。それが実際、打撃がすごく上がるとかではないと思いますけど」。昨季は打率2割7分2厘、出塁率3割7分だった。「その2つは昨シーズンよりはよくしたい。ホームランバッターじゃないので」と“相棒”の操作性を高め、打率3割、出塁率4割を目標にする。

短く持つ分だけ、バットは長くした。33・5インチ(約85・1センチ)から34・5インチ(87・6センチ)に長さに変更。「単純に足し算、引き算で。バットを短く持つ分、長くしないと。持った時の長さが変わるので」と説明した。重さは880グラムで同じになる。

原監督は丸の右翼へのコンバートを明言している。今の時点では特別に何かを変えることはしていない。「打球の質というか、そういう問題。ポジションについてやらないと。ユニホーム着てからだと思います」とキャンプから練習し、新しいポジションに備えていく。今季は5年契約の契約最終年にもなる。「複数年を結んでいるから、のんびりやっているわけでもないし、最終年だから気合入れてやるってわけでもない。ずっと一緒です。変わりはない」と心持ちは普段通りに16年目のシーズンに入る。

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