WBC侍ジャパン投手コーチのロッテ吉井理人監督が22日、TBSラジオ「石橋貴明のGATE7」に収録でゲスト出演し、WBCでの投手起用案を明かした。

「栗山監督と話し合って決めないといけないですが、勝手な個人的な考え」としたうえで、「アメリカに行くには準々決勝が大事になってくると思っているので、ここでダルビッシュ、大谷がいいんじゃないかと。強いのは韓国、オーストラリア。1つのヤマになる」と言及した。準決勝以降の米国ラウンドも「アメリカに行ってから、世界は山本由伸、(佐々木)朗希を見たいと思う。日本のファンも米国やドミニカ相手にどんなピッチングをするか興味があると思うので由伸、朗希でいいんじゃないか」と私見を述べた。

ダルビッシュの存在には「戦力的にもそうなんですけれど、侍ジャパンに選ばれている若い投手陣への影響力を考えてもうれしい」。合流時期にも「宮崎キャンプから来られるように交渉していて、前向きに考えてくれているようです」と話した。

進行役の石橋も、大谷に直接会って会話した内容を披露。「本当に投げて打つの?」と問うと、「ハイ、僕と(鈴木)誠也は若いんで行って帰ってやれますよ」と即答したと言う。【鎌田直秀】