3月のWBCに臨む侍ジャパンの登録予定選手30人が正式に発表され、阪神からは湯浅京己投手(23)と中野拓夢内野手(26)の2選手が選出された。

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中野は二塁と遊撃の両にらみで調整する。代表入りが決まり、栗山監督からは直接電話で「ショートとセカンドの両方のポジションをやってもらうことになる」と連絡を受けたという。今季から二塁に転向。岡田監督は春季キャンプでは「遊撃封印」で徹底的に鍛える方針。その一方で2月後半に予定される代表合宿での遊撃の練習も承諾している。「(阪神の)キャンプでは多分、セカンドの練習しかやらないと思う。ジャパンの合宿の方に行った時にショートの練習もしながら、両方できる準備をしたい」と、調整プランを明かした。

背番号は7に決定。11月の強化試合で佐藤輝がつけた番号を引き継ぐ形になり、「そういう形で輝の分も頑張りたい」と仲間の思いも背負う。日の丸の重圧には不安もあるというが「このプレッシャーの中で野球をできるというのはなかなかない。楽しみながら世界一をとって、自信をつけた状態でシーズンに入れたら」とさらに成長してチームに帰ってくる。

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