阪神佐藤輝明内野手(23)が20日、沖縄・宜野座キャンプ訪問中のジェリー・サンズ駐米スカウト(35)から打撃の助言を受けた。

プロ1年目の21年の同僚。サンズ氏は「私がチームにいた時から、アメリカ的なバッティングはどうかと話していたので、その延長で軌道とかの話です」と説明。軸足の使い方についても触れ「自分がどういう感覚で打っていたかをヒントとして話した」と明かした。

佐藤輝も「球のとらえ方とか、体の使い方を教えてもらいました」と感謝。ボールの軌道に対してバットを正しく出すことについても「ズレている時もあるので、確率良く入れるようになれば良い打球も増えていく」と納得の表情だった。この日はサンズ氏の金言を胸に、特打で柵越えを連発。「しっかりボールは見られている。確率良くとらえて、ホームランも打てるように」と引き締めていた。

○…来日2年目のK・ケラーが自身2度目の実戦形式の打撃練習に登板した。ドラフト1位森下ら打者5人を相手に最速152キロ、安打性0、1四球とした。「真っすぐの回転や、カーブの感覚も前回と比べれば良かった」と振り返った。また、実戦のめどには「たぶん26日くらいには投げる」と26日の日本ハムとのオープン戦(名護)での登板を示唆していた。

○…右翼を狙う島田が気を吐いた。実戦形式の打撃練習で、岩崎から唯一の安打を放つと、B・ケラーの146キロ真っすぐを右前打。ビーズリーの137キロ変化球は中前に運んだ。それでもK・ケラーとの対戦を含めた7打数3安打の結果に満足せず。「出塁率を上げて打率を残すことでレギュラーが見えてくる」と貪欲にアピールを続ける。

○…1軍メンバーの高山と植田が、中日との2軍練習試合に出場した。「1番右翼」の高山は3打数無安打に終わったが、7回2死一、二塁の打席では一、二塁間に強めのゴロを放ち、相手二塁手の失策を誘って追加点につなげた。「2番左翼」の植田は、4回1死から左前打を放つなど、4打数で1安打をマーク。ともにフル出場を果たした。

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