2軍再調整だった新外国人、ウイリアンス・アストゥディーヨ内野手(31=マーリンズ)の1軍再昇格が決まった。17日、中日とのウエスタン・リーグ開幕戦(タマスタ筑後)で“来日1号”となる満塁本塁打。1軍のDeNA戦前に藤本監督が「結果を出してこいと言って結果を出したので。アストゥディーヨはこっち(1軍)に呼びます」と明言した。21日の日本ハム戦(エスコンフィールド)から合流する。

「5番DH」でスタメン出場。1-1の3回1死満塁で、中日岡野のフォークを左翼ポール際に運んだ。「亀」の愛称を持つ男は「今まで頑張ってきて結果が残せなかったですけど、今日はうまく打ててよかったね」。オープン戦では日本人投手のクイックに苦戦。全15打席凡退と苦しんだが、汚名返上の1発だ。

5回1死一、二塁では、外角スライダーに体勢を崩しながら中前適時打。2安打5打点で2軍の開幕戦勝利に導いた。小久保2軍監督も「だいぶ対応できているように見える。1軍は右(打者)が必要なのは間違いないと思うので、このまま続けてくれたら」と太鼓判を押した。

藤本監督は加えて「もう1回ね。チャンスと言うか、見て。それで開幕メンバーを決めたい」と、話した。アストゥディーヨにとっては21日からが最終テスト。「今は状態が上がってきている。チャンスを逃さないように頑張りたいね」と意気込み、開幕1軍を見据えた。【只松憲】

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