1失点したものの、西武佐藤隼輔投手(23)が力ある球を見せ続けている。

この日は2点リードの9回に登板。ロッテ小川を150キロ超の直球とスライダーで押し、最後は150キロの直球で見逃し三振に。田村にも力強く攻め、弱い当たりの三塁ゴロに仕留めた。平沢に安打され、それを機に1失点。「クイックに入ってから、少しばらけてしまって」と反省点も口にした。

21年ドラフト2位で筑波大から西武入り。昨季は先発マウンドも経験したものの、プロ2年目の今季はチームに不足する中継ぎ左腕として春を迎える。14日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で自己最速タイの152キロをマークし、この日も152キロ。ペナント開幕前でのこの球速に「より出力の出やすいフォームになっていると思うので」とオフのトレーニングの成果を存分に出している。

昨年は度入りのゴーグルをつけて投げたことも話題になったが、今季ここまでの実戦では「今はコンタクトレンズにしました。メガネだと、ベルーナドームで曇る時とかあったので」と“変身”した理由を説明。「でも、たまにメガネにするかもしれないです」と添えた。【金子真仁】

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