オリックスの新外国人ジェイコブ・ニックス投手(27=パドレス傘下)がオープン戦初先発で3回1安打無失点と好投した。

150キロ超の直球とスライダー、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球も駆使。被安打は2回デビッドソンに許した二塁打だけだった。

推定年俸2000万円の格安助っ人。21年に受けた右肘のトミージョン手術やコロナ禍の影響でオリックス入団まで3年以上実戦登板がなくベールに包まれていた。ただ、もともとはメジャーの有望株で、中嶋監督も「こっちに来るレベルじゃない」と高く評価する先発右腕。1252日ぶりの登板となった10日巨人とのオープン戦で2回無安打無失点と快投を見せ、今回の登板と順調にステップアップした。

ニックスは「とにかく今は状態をちょっとずつ上げていって調整している段階。前のゲームよりすごくいいピッチングが出来て非常に良かった」と笑顔。先発ローテーション入りに向けて「それが目標でもあるし、元々の予定でもある。オリックスが連れてきた理由もしっかりローテーションで投げることだと思うので、しっかりやっていきたい」。秘密兵器ではなくなってきた。

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