日本ハム野村佑希内野手(23)が29日、入団当初から目標にしてきた「新球場で4番」を務める決意を語った。30日の開幕戦(対楽天、エスコンフィールド)に「4番三塁」で出場予定。前日練習終了後、取材対応し、新球場1号アーチでチームを記念の勝利に導くことを誓った。

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高卒5年目の野村が入団当初から掲げてきた目標、「新球場で4番」が達成される。「達成できることはいいことだけど、そこで結果を出してこそ。気を引き締めたい。最初の4番というものをふがいないものにしないようにやっていく中で、(新球場)1号が打てればいい」と、開幕戦への意気込みを口にした。

今季は4番としてフル出場することが自身のノルマ。「シーズンフル出場、戦い抜くことを一番の目標にしている。ボスは優勝しかないと言っているので、優勝に貢献できる4番でいたい」。理想とする「4番像」は「打席に立った時に、立つだけで期待してもらえるような姿」と語る。オープン戦は出場15試合すべて4番。新庄監督の期待を一身に受ける。「期待はもちろん感じる。どんなに調子が悪くても4番で使ってもらった。開幕戦は楽しみよりも、やらなきゃなという思いが強い」と引き締めた。

普段こなしているルーティンは変えない。この日も昼食のうどんにはショウガをたっぷり入れた。「毎回そう。体が温まるので」。一度、昼食に食べた冷製パスタで胃もたれした経験から、決まった食事を取るようにしている。「体に異変が起きるので」。一方で、打撃についてはシーズン中も試行錯誤しながらシーズンを戦い抜く。「打撃は変えていい。いろいろ、いいものを探しながら」。歴史に残るエスコンフィールド初戦で勝利に貢献し、新時代の4番として名を刻む。【石井翔太】

○…初の開幕スタメンが濃厚な清宮が開幕戦を前に、新庄監督から受ける高い期待を糧に今季の活躍を誓った。「期待されることは幸せなこと。プロ野球選手としてうれしいです」と語った。40本塁打を旗印に掲げる今季が幕を開ける。「40本打ちたいと言っているので、ぶれずにいく。優勝するには全試合スタメンで出ないといけないと思っているので、使命感はある」と気を引き締めた。

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